2011年12月26日

感情の利用

情動(感情)を伴った記憶は、定着しやすい。
だから、思い出には、笑ったり、怒ったり、泣いたりしている光景が多い。

情動は、集中力も生み出す。
同じ場所に10秒と座っていられない子供でも、
好きなテレビ番組や漫画を読むときは、微動だにしない。

長く覚えておきたいことは、
そのときに感情と結びつけることである。

ただし、怒りや悲しみは、やがて一人歩きすることがあるので注意が必要である。

忘れたい出来事に関しては、記憶から感情を取り除いてしまおう。
ただの「光景」にしてしまうのだ。

そのシーンを喚起するときに、(嫌な)感情も湧き上がりそうになったら、
すぐに意識を「今」に、たとえば、目の前にある指先などにふりむける。
それを繰り返すことによって、その記憶から感情が消滅するだろう。


ラベル:感情
posted by だいふく at 19:53| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月25日

モーツァルト効果の終わり?

モーツァルト作曲のクラシックは頭を良くする話は有名である。

1990年代、フランスの耳鼻科医トマティス医師、アメリカの学者ラウシャー博士がなどが発表し話題になったが、2000年代以降は、その説の否定派が主流になった。

でも、わたしは支持する。知能指数が上がるかどうかは分からないけど、読書には向いている気がする。たとえば、興奮して気分がたかまっているときの読書は、活字が頭に入ってこない。ただ、目が活字を追っているだけで、意識は別の思考に占領されてしまう。そんな時に、トルコ行進曲でもかけると意識がそっちに向くが、意識を占領してしまうことはない。つまり、ちょうどいいのである。

今でも胎教音楽では圧倒的な人気があり、そう信じている限りは効果も上がるのではないだろうか。
ラベル:モーツァルト
posted by だいふく at 21:38| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月18日

イヤなことを好きにする

いつでも好きな仕事や学習ができるとは限らない。
たとえば、やりたい研究テーマのある学生も一般教養から入らなければならない。
作ることが好きな技術者が営業に回ることも多いだろう。

そんな思い通りにいかないとき、耐えてはいけない。
ガマンは精神衛生に良くない。

イヤなことに対しては・・・
何も感じないか、
好きになることだ。

何も感じないようにするには、今している作業に集中すること。
とにかく思考を抑えて動作だけに意識を向ける。

好きになるテクニックで有名なのは、
今までに体験した気持ちの良かった「体感」を思い出しながら、
気の進まないことをしている自分をイメージするというものだ。

いわゆる「パブロフの犬」テクニックである。
ベルを鳴らしてからエサを与えた犬は、
やがてベルの音を聞いただけで唾液を出すという例のヤツ。

その応用で、気持ちいい体感と面倒なことを同時に思い浮かべると
やがて面倒だったことがクセになる。

ま、気休め程度でいいから、試してみよう!
ラベル:心理学
posted by だいふく at 22:22| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月10日

とらわれない生き方


怒り、悲しみ、不安、いろいろな苦悩が生まれる。
一度きりで消えてなくなればいいが、だいたい長引く。
思い出したくもないのに、何度も何度も思い出す。

そんなときは、消極的なイメージや思考をパターン化させないことだ。

苦悩が発生するフローは、

@五感や意識が感知する

A感知したものを脳で認識する

B認識したものに反応する

Cこのあたりで「苦しみ」ができる

D前に体験した「苦しみ」とリンクする

E増幅される

Fこの辺から潜在意識にも苦しみのデータが書き込まれる

・・・@に戻る

おおざっぱだけれど、こんな感じではないだろうか。
パターン化を止めることができるとするなら、

五感などで拾った情報を認識したら、
「不愉快」な反応をする前に、その情報を忘れる。

そして、以前体験した記憶にリンクさせないことだろう。

posted by だいふく at 19:42| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月06日

道に迷ったら、茶を沸かす

「道に迷ったときは、まず、その場で湯を沸かすこと」

世界中、とくに北極圏などの氷雪地帯に住む人々の常識という。

360度、地平線まで人のいない場所で道に迷ってしまったとき、
「焦り」は死につながる。
そんなときは、
その場に荷物を置いて、鍋を出して湯を沸かす。
できればお茶をたてて一服することで生命が助かるのだ。

たとえば、水中でも、空中でも、陸上でも、
パニックになると深刻な事故につながる可能性が高くなる。
最悪は、死に至ることもある。

まだまだ寿命でもないのに、
呼吸できなくなったり、
勝手に心臓が停止したりして死んでしまうのだとか。

避けられない事態が発生したときは、
できれば楽しく、その状況を受け入れたい。
ラベル:パニック 名言
posted by だいふく at 18:46| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月09日

積極性の土台

日常で否定的、消極的な思考が始まりそうになったら、
すぐにその思考を捨てて意識をずらすことにも慣れた。

人と接するときは、なるべく神経質にならずに
悪い情報や暗示も軽くかわせるようにもなった。

睡眠前の数時間と眠りに落ちるまでの時間を、
なるべく無心になるようにも心がけている。

これで自分の実在意識、潜在意識の両方から
ネガティブな断片が減ってきたと思う。

つまり、土壌は「ゼロ」になったのだ。
肥料は今まで積み上げてきた経験がある。
あとは、積極的な種を埋めるだけだ。

5、6年かかってマイナスからゼロに戻した。
これからの課題は、ゼロからプラスを増やしていくプロセスである。
じっくり、取り組んでいこうじゃないか。
posted by だいふく at 20:13| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月31日

やめること

悪い習慣は、止めるに限る。

悪い習慣とは、依存してしまうものだと思う。
煙草、酒、ギャンブル、(逃避的な)セックスなど、現実から目を背けるものだろう。

だが、何かを「止める」こと自体が悪い習慣なのではないかと考えた時期がある。
悪いと言うか、消極的な発想なのではないかと思ったのである。

だが、その「止める」イメージを
あきらめてUターンするものではなく、
(暗黒を)突き抜けるイメージで捉えたとき、
やはり、止めることも積極的な行為だと思い当たった。

そして、一度でも悪いことを止めることに成功したら、
日常でカッとなったり、嫉妬したり、絶望したりしそうになったとき、
すぐにその気持ちを「止める」ことができるようになる。

悪いイメージにも囚われない。
それだけで、ものごとは順調に進むだろう。
posted by だいふく at 20:30| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月30日

情報を遮断する

夜寝る前の3時間は、
外界からの情報を入れないようにしている。
だから、12時に眠る日は、
9時以降をどう過ごすかが課題だ。

なるべくテレビ、ラジオ、インターネットは避けたい。
ニュースが人の深層心理に与える影響は大きいという。

家族との会話は、どうだろうか?
これは仕方ないと思う。
ただし、会話が消極的な話題に入ったときは、
さりげなくかわすことが大切だろう。

本は、どうなのか?
ギリギリアウトじゃないかと思う(自分は)。
でも自分が精神のよりどころにしているものなら良いと思う。

学習は良いのではないかと思う。
たとえば、法律の勉強で悲しい事件を読んだとしても、
それは、サンプルにすぎない。
内容にピントを合わせず、考え方や展開に集中すればいい。

よく聞く体操もいい。
ストレッチ、ヨガ、瞑想もよさそうだ。

睡眠前に何も考えないと、
びっくりするくらい寝つきが良くなるよ!!



posted by だいふく at 20:17| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月19日

騒音に救われる

十年ほど昔になるか、
仕事のストレスをうまく発散できず、
ノイローゼになったことがある。

夜、電気を消して寝床で横になっても眠ることができず、
薄暗い天井をみつめたまま朝を迎える日が続いた。

部屋の前が国道になっていて、
車の騒音も眠れない原因だと思っていた。

しかしある日、気がついた。
車の騒音に意識を傾けているときは、
何も考えていなかったことに。

それからというもの、生活の騒音を探した。
一番、助かったのは冷蔵庫のブーンという音だ。
思考が消極的になり始めると、
すぐ雑音に耳を傾けたのである。

そして眠れるようになった。

posted by だいふく at 18:55| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月16日

障害はそれを乗り越える者だけに与えられる

"Obstacles are given only to those who can overcome them."

障害や問題は、楽しい。
なぜなら、「今」に集中できるからだ。


(取り越し)苦労の種類

@過ぎ去った過去のことをくよくよ考える

A今、目の前にある苦しみ

Bまだ来ぬ先の心配


この中で Aの「今、目の前にある苦しみ」だけに集中することだ。
正確には、その苦しみを楽しむことに意識を集中させなければならない。

起こった過去は、変えられない。
未来予測は、常に変化する。

嫌なことの中にある面白い一面を見つける技術を養いたい。
posted by だいふく at 18:25| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

陰、極めれば陽

陰、極めれば陽。
陽、極めれば陰。

この言葉を図にしていくと陰陽のマーク、
テコンドーとか韓国の国旗などに見られるヤツになるのではないかな。

裏と表がひとつになって世界を創っているという考えが
世界中に古くからあるのは、理解しやすいからだと思う。

ちょっと前からホットになってきている
ホーキング博士の「膜宇宙論(brane cosmology)」でも言われる
平行に存在する”影の宇宙”なんかも感覚で分かる気がする
(あくまで、なんとなくではあるが・・・)

さて。

「陰、極めれば陽。
 陽、極めれば陰。」

の方だけれど、
悪い流れの先に良い流れがあるというのはありがたいが、
同様に、良い流れの先に悪い流れが待っているという
悲観的な考えに到達してしまうかもしれない。

だが、陰陽両方を包括した円を絶対積極だと捉えるならば、
たとえ陰の状態があっても
それは、陽(良い状態として)の中にある一時的な「陰」と考えられないだろうか?

どうでしょうかね?先生!
ラベル:哲学 生き方
posted by だいふく at 19:16| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月18日

外側にある

私たちは、考える。

この「思考」は、何から始まるのだろうか?
この場合、「脳」は場所というか、ハードにすぎない。
脳?神経?の中で電気信号が発生・
発火する命令はどこからくるのだろう?

大気中にふわふわと漂っていたものが、
身体の中に入ってくるのだろうか?
いわゆる、私たちが生まれる前の状態から。

自分たちの外側に実体みたいなのがあるのならば、
病気で身体が痛いとき、
悩み事で精神的に苦しいときも
実体は外にあると思えば、
どうでもよくなるぜ!
ラベル:思考
posted by だいふく at 20:26| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月13日

解放されること

"Body, Mind and spirit in Harmony"

この中にある「スピリット」が知りたいのである。

肉体を支配するのが理性ではないというのは、
なんとなく正しいように思える。
問題は、この二つの上にあるものだ。
「物質」なのか、なんなのか?

この辺も考えていきたい。
ラベル:身体 精神 理性
posted by だいふく at 21:48| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月12日

小さな哲学

エネルギーは、形を変える。
熱や光が電力になったりと・・・
どんどん、さかのぼっていって最初にある物質(?)というのはなんだろう?
電気、磁気、水蒸気などのエネルギーになる前に存在しているエネルギーってなんだろう?

最近、よく考えるトピックだ。

いつか答えがでるのだろうか?
posted by だいふく at 21:56| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月23日

分解する

通常は、どのように車が動いているかを考えながら
運転することは少ないだろう。
コンピュータがなぜ動くのか、または、
なぜインターネットがつながるかを考えながら
ネットサーフィンする人も少ないだろう。

ものごとを分解して考えるのは、
時間がかかってしまう。
なによりも分解したものを、もう一度、
組み立てるのが面倒なのだ。

でも、
自分の日常で嫌なことが続き始めた時期は、
”負の連鎖”がどこから始まったかを考えるのは、
ちょっと有効なことではないかと思う。

なぜ、自分は怒っているのか。
なぜ、周りの人が怒っているのか。

ひとつづつ起こった出来事を解きほぐしていくと
大体は、些細なきっかけにたどり着く気がする。
「あ、あの一言はよけいだったな」などと・・・。

次回からは、そこだけ修正する。
そうすれば、
再び日常が正しい方向に戻るだろう。
ラベル:分解 人生 知恵
posted by だいふく at 22:27| 心理学、哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする