だから、思い出には、笑ったり、怒ったり、泣いたりしている光景が多い。
情動は、集中力も生み出す。
同じ場所に10秒と座っていられない子供でも、
好きなテレビ番組や漫画を読むときは、微動だにしない。
長く覚えておきたいことは、
そのときに感情と結びつけることである。
ただし、怒りや悲しみは、やがて一人歩きすることがあるので注意が必要である。
忘れたい出来事に関しては、記憶から感情を取り除いてしまおう。
ただの「光景」にしてしまうのだ。
そのシーンを喚起するときに、(嫌な)感情も湧き上がりそうになったら、
すぐに意識を「今」に、たとえば、目の前にある指先などにふりむける。
それを繰り返すことによって、その記憶から感情が消滅するだろう。
ラベル:感情